井戸を探す冒険『城下町・井戸クエスト』起動!?長野県松本市で「まつもと水巡り」【前編】

「中町・蔵シック館」の広場にある「中町蔵の井戸(6井戸目)」

青色の手押しポンプが付いた「中町蔵の井戸」

この井戸は、明治時代に建てられた酒蔵の建物を移築し、観光のシンボルとして改装した施設「中町・蔵シック館」の広場にある。

松本の冬の風物詩である「松本あめ市」では、会場の一つとして全国から集められたさまざまな“あめ”の博覧会や即売会も開催されている。

「敵に塩を送られた」ことが起源なの!?長野県松本市の“松本あめ市”をレポート

井戸の深さは約25mで、水温は年間を通して15℃とのこと。もちろん飲用も可能だ

中町蔵の井戸までのルートはこんな感じ

さて! 次の井戸を目指そう。ざっざっざっ♪

幸橋を渡り女鳥羽川を超える。前方に見える大きな鳥居は四柱神社だ

川を渡ったところにあるのが7井戸目!順調にレベルアップしていく

ナワテ通りと女鳥羽川沿いにある「なわて若がえりの水(7井戸目)」

女鳥羽川の緑が水面に映り込む。水の中にはカエルが!

「なわて若がえりの水」は、2017(平成29)年にできた新しい井戸だ。水の中にいるカエルは四柱神社とともに発展してきた商店街であるナワテ通りのシンボルで、通りに沿って流れる女鳥羽川にかつて生息していたという、カジカガエルをモチーフにしている。

すぐ近くには四柱神社が鎮座。その名の通り4柱の神を祀っている

ナワテ通りには飲食店や雑貨店など多彩な店が並ぶ

なわて若がえりの水までのルートはこんな感じ

さて! 次の井戸を目指そう。

ナワテ通りを進んでいくと、カエルの神様がいた!

さらに進むと商店街を抜けるが、まだまだ女鳥羽川沿いを行く。そして・・・

8井戸目に到着!てれれってってってー♪

樹齢300年のケヤキのご神木がある「槻井泉神社の湧き水(8井戸目)」

鳥居のすぐ脇にある「槻井泉(つきいずみ)神社の湧き水」

槻井泉神社は由緒によると、881(元慶5)年に建立されたと伝わるそうだ。それが事実であれば平安時代から続くとても歴史のある神社だということになる。

湧き水も古来から人々に利用されており、この神社が建つ地名「清水町」もこれに由来するそうだ。

清水町の由来について刻まれた石碑が立っていた

江戸時代には、この水によって染色や製紙の産業も起こったということだ。また、樹齢300年といわれるケヤキは湧き水とともに松本市の特別天然記念物に指定されている。

鳥居のはるか上空に伸びるケヤキ

槻井泉神社の湧き水までのルートはこんな感じ

さて! 次の井戸を目指そう。と思ったが・・・『城下町・井戸クエスト』は、ここでいったん“ゲームをセーブ”することにした。

終わりに

ずいぶん長い冒険になってきたので後編へとつづく。

今回の記事で巡った井戸たち。その数は8井戸!

※この記事は前編です。後編はこちらから。

井戸を探す冒険『城下町・井戸クエスト』起動!?長野県松本市で「まつもと水巡り」【後編】
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