多彩な品種・1万本が咲き誇る北信州のあじさい寺!長野県飯山市「高源院」の紫陽花

北信州のあじさい寺・高源院

美しい風景や景観、魅力的なシーンをピックアップして、写真を中心にお伝えする企画『フォトレポ』。今回は、長野県飯山市にある高源院の紫陽花(あじさい)をレポート。

北信州のあじさい寺とは?

梅雨の時期に見たくなる花が紫陽花だ。

空は曇り空、だらだらと降り続く雨・・・気分も滅入りがちな季節だが、しっとりとした環境でみずみずしく咲き誇る紫陽花の花は、梅雨の中でこそ輝く花だと思う

というわけで、長野県飯山市にあるという“あじさい寺”へと向かうことにした。

現地へ到着!さっそく紫陽花の花たち出迎えてくれた

お寺の境内へと続く参道と咲き誇る紫陽花

“あじさい寺”と書かれた柱が立っていた

お寺の名前は三嶋山高源院。鎌倉時代に開山した曹洞宗の寺院だ

“あじさい寺”と呼ばれるお寺は全国各地に存在するが、高源院が立地する長野県飯山市戸狩地区は日本有数の豪雪地であり、開花時期はかなり遅く6月下旬〜7月中旬が見頃となる(※撮影時は7月上旬)

お寺に隣接するのは、戸狩温泉スキー場

紫陽花の花にちょこんとアマガエルが乗っていた

紫色のガクアジサイ

ピンク色の花には雨による水滴が付いていた

緑色の葉と花の色のコントラストが素晴らしい(左下にまたもやアマガエル!)

高源院で咲き誇る紫陽花は約1万本とのこと。さまざまな品種が植えられており、その違いを観察するのもとても楽しい。

信州ではメジャーな存在の双体道祖神とともにパチリ

色が付きはじめた若い花のはかなげさも素敵だ

貴婦人が被る帽子のみたいな紫陽花

古色蒼然とした山門の佇まいと、生命力にあふれる花たちが作り出す景色

鐘楼に向かって咲き誇る

もこもことした満開の紫陽花

花々に反射する光が際立つ明暗のコントラスト

雨降りの水路にも野性味あふれる紫陽花が

山門を通り抜ける参道から・・・

本堂に向かって咲き誇る紫陽花

なぜかしらお寺には紫陽花がよく似合う

終わりに

美しい紫陽花を見ることができると「・・・梅雨もそんなに悪くないな」と思えるから不思議だ。降り続く雨で元気に育つ花たち。そんな姿をまた来年も愛でたいものだ。

樹齢200年以上の杉並木を散策する人たち

アクセス

  • 高源院
    住所:長野県飯山市豊田6356
    最寄駅:JR飯山線 戸狩温泉駅からタクシーで約5分、徒歩で約30分
    アクセス:上信越自動車道 豊田飯山ICから車で約30分
    駐車場:あり(無料)