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北アルプス・鹿島槍ヶ岳をバックに咲く福寿草
美しい風景や景観、魅力的なシーンをピックアップして、写真を中心にお伝えする企画『フォトレポ』。今回は、長野県長野市の七二会地区と大岡地区にある福寿草の群生地をレポート。
福寿草ってどんな花?
福寿草(フクジュソウ)は、春の訪れを告げる花だ。日本では古くから新春を祝う花として知られ、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持つ。
春先に花を咲かせ夏まで葉をつけ、残りの季節は地下で過ごすそうだ。そんな福寿草だが、毎年3月になると無数の花が咲き誇る“群生地”があることを知った。
今年の冬は暖冬だったこともあり、例年に比べると“長い冬がようやく終わった!”という思いにいまいち欠けるが・・・何はともあれ春の息吹を肌で感じたい!
というわけで、3月上旬の良く晴れた日に、まずは長野県長野市の七二会(なにあい)地区にある「七二会小坂福寿草群生地」へと向かった。
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幹線道路から現地までは、あちこちに案内板や・・・
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のぼりが立っている
七二会小坂福寿草群生地は、長野市の市街地方面から国道19号で松本市方面へ向かい、長野県道86号との瀬脇交差点を右折して山あいの道を進んでいく。目的地までは各所に案内板やのぼりが立っているので迷わずに到着することができるだろう。
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群生地の近くには駐車場がある。利用する場合は福寿草の保護協力金として300円を支払う
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駐車場から群生地までは450mほど
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整備された遊歩道を進んでいくと・・・
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山の斜面に無数の福寿草たちが!
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枯れ草の中に咲いており黄色い花が際立つ
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その葉はヨモギにも似ている
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あたりには福寿草の蜜を求めてミツバチが飛び交っており、山の中にその羽音が響き渡っている
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こんな可憐な姿にもかかわらず、強い毒を持つということだ
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無数の福寿草が太陽の光に向かって花を咲かせている
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その姿はちょっと神秘的に見えた
たくさんの福寿草の姿に感激しつつ駐車場に戻ると、スタッフの方が「大岡地区の福寿草もすごいよ!」と教えてくれた。
えっ! 同じ花の名所ということだよね?・・・いわばライバル(?)を推薦するってどういうこと? と考えていると、「実は提携してるんですよ。お客さんたちにお互いを紹介し合っているわけ(笑)」ということだった・・・なんかいいなぁ。
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この日は天気が良く、ときおり車窓から見える鹿島槍ヶ岳を中心とした北アルプスがとても綺麗だった