バラとワインの祭典!長野県坂城町の「坂城駅前葡萄酒祭」と「ばら祭り」

小さな町の大きなフェスティバル!

しなの鉄道で坂城駅へ!

長野県埴科郡坂城町(はにしなぐん・さかきまち)は、長野県長野市と上田市の中間に位置する自治体だ。参勤交代や善光寺参りが盛んだった江戸時代には、北国街道の宿場町としても栄えた歴史を持つ。

この町を走るしなの鉄道」は、1997(平成9)年の北陸新幹線・高崎駅〜長野駅間の開通に伴い、JR東日本から経営分離された在来線(=信越本線・軽井沢駅〜篠ノ井駅間)を経営するために設立された第三セクターの鉄道会社だ。

しなの鉄道(愛称:しなてつ)からお客さんが続々と降りてくる・・・なにせ今日は飲むからな!

やってきました。坂城駅!

駅前広場がイベントの会場だ

坂城駅に隣接した駅前広場で開催される「坂城駅前葡萄酒祭」は、地元産のワインを応援する機運を高め、新しい文化として浸透させるために、今回はじめて開催されるイベントとのこと。

イベントに集結したのは、2018(平成30)年に坂城町にはじめて設立されたワイナリー「Vino della Gatta SAKAKI(ヴィーノ・デッラ・ガッタ・サカキ・坂城葡萄酒醸造株式会社)」のほか、長野県内で開業5年以内の新進気鋭のワイナリーだ。

駅前広場にはレトロな電車が展示されている

かつて信越本線で活躍した169系電車だ

169系電車の誕生
169系電車は信越本線 横川〜軽井沢間の急勾配な碓氷峠において、EF63型電気機関車と協調運転することにより、輸送力とスピードアップを図ることを目的として1968(昭和43)年に誕生しました。

主に信越本線の中長距離向け急行型列車として、急行「信州(上野〜長野)」、「妙高(上野〜長野〜直江津)」、「志賀(上野〜湯田中)」として活躍しました。

碓氷峠は『日本書紀』や長野県歌『信濃の国』にも登場する、いにしえから信州と関東を隔ててきた中山道(東山道)の難所だ。

碓氷峠「アプトの道」を攻略!長野県歌『信濃の国』の歌詞に出てくる路線を歩く【前編】 碓氷峠「アプトの道」を攻略!長野県歌『信濃の国』の歌詞に出てくる路線を歩く【後編】

イベントでは車両を飲食スペースとして解放

車両内は空調が効いており快適!あれ?そういえばイベントの看板にも電車のイラストが描いてあったような・・・

イベントの看板をあらためてクローズアップしてみると169系電車が!そして“ねずみ”が乗っている・・・

ねずみの名前は「ねずごん」。撮影をお願いするとポーズを取ってくれた。

ねずごんは坂城町のマスコットキャラクターで、町の特産物である「ねずみ大根」をモチーフにしている(ねずごんや、ねずみ大根、坂城町にある「ねずみ交差点」については、以下の記事を参照してほしい)。

交差点の名前が「ねずみ」!?長野県坂城町と上田市でその理由を徹底調査!

ねずごんの“顔ハメ看板”も設置されていた。うーん。ハメたい・・・

 

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