究極の選択「ソース or 卵とじ」の最適解!?長野県伊那市の信濃路で「ソース&卵とじカツ丼」

「ソース&卵とじカツ丼」とは?

さて、どうしようか? せっかくだからジャンボカツ丼か? ハーフ丼もあるし・・・否! 絶対に完食不可能だ。

ここは初心に戻ろう。今回の来店した目的はデカ盛りチャレンジではない。「ソース or 卵とじ」問題の解決だ。となると、ターゲットとなるメニューは「ソース&卵とじカツ丼」ということになる。チキンカツ(900円)と豚カツ(950円)から選択できるが、やはり豚カツこそが正統派だろう。

というわけで、初志貫徹。ノーマルサイズのソース&卵とじカツ丼をチョイスした。

注文してから、ジャンボカツ丼に打ち負かされた(?)カウンターの学生さんらしきお客さんをさらに観察する。

半分ほど残されたジャンボカツ丼(推計:ご飯1.5合+カツ150g)を、持ち帰り容器に詰めているのだが・・・なんと3つもの容器が必要だった。なんとなく、高校野球で負けたチームが、甲子園の砂を袋に詰めているような風情がある・・・

きっと、彼は今夜もカツ丼を食べるんだろうなぁ・・・などと想像を巡らせていると、お店の方が「お待ちどおさま!」と注文した品を運んできてくれた。

ドドンと登場!ソース&卵とじカツ丼。ノーマルサイズとはいえなかなかの“盛り”だ

卵とじカツとソースカツのマリアージュ。こんな景色は見たことがない!

ほうれん草とタマネギが入った味噌汁

漬物は赤カブと野沢菜漬けだった

カツの断面を見比べてみる・・・しかし、不思議な光景だ。本来ならばこの2つの食べ物は同居することが許されないはずなのに・・・

何はともあれ・・・いただきます!

まずは、卵とじカツをひとくち。ダシが効いておりまろやかな味わいだ。たまごは半熟の状態でコロモは薄め。甘めの味付けでご飯とも相性抜群。タマネギと三つ葉がいいアクセントになっている。

次はソースカツをパクリ。んっ!? 食感の違いが面白い。卵とじカツがふわふわな感じなのに対してソースカツはサクサクだ。コロモに染みこんだソースは甘めで、少し酸味が効いておりサッパリと頂ける。

ふっくらとした炊きたてのご飯には、それぞれのカツの味が染みこんでおりおいしく頂ける。ノーマルサイズのご飯の量は、ジャンボカツ丼の1/3=1合ということで結構ボリュームがある。

熱々の味噌汁と漬物で箸を休めて・・・そして、再び卵とじカツとソースカツを行ったり来たりする往復運動を繰り返していく。

正直なところ2つの味覚の波状攻撃を処理仕切れず、少々脳みそが混乱している感じもするが・・・どちらも大好きでいつも選びがたいソースカツと卵とじかつを、同時に(しかも交互に!)食べることができるという幸福感には変えられない。

ああうまかった。ごちそうさまでした!

終わりに

カツ丼の「ソース or 卵とじ」問題を、極めてシンプルな形で(しかも、他店では見かけないメニューとして)解決した、ある意味での究極のカツ丼。それが信濃路のソース&卵とじカツ丼だと思った。

筆者同様、この深遠なる問題に悩んでいる方がいたらぜひ食べてみて欲しい。

再訪した際には、今度こそジャンボカツ丼を注文しようかな・・・いやいやいや

店舗情報

  • 信濃路
    住所:長野県伊那市西箕輪大萓3900-429
    電話番号:0265-72-7466
    営業時間:12:00〜13:00、18:00〜21:00
    定休日:木曜日
    駐車場:あり
    アクセス:中央自動車道 伊那ICから車で約5分
    最寄駅:JR飯田線 伊那北駅からタクシーで約15分

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