もやしってどうやって生産されているの!?
長野県駒ヶ根市にサラダコスモ・信州工場は立地する。中央自動車道・駒ヶ根ICからほど近くにある、緑豆もやしとカット野菜を中心に生産する工場だ。地の利を活かし、中央アルプスの良質な地下水を地下150メートルから汲み上げ利用しているという。
到着そうそう、さっそく工場でのもやしの生産のようすを見学させてもらう。
工場の生産現場内に入場すると、もやしの独特な匂いが充満していた。
工場の3Fでは、もやしを発芽させる作業が行われていた。日本では、緑豆を原料とする緑豆もやしの生産量がもっとも多いそうで、一般的に“もやし”と呼ばれる野菜は、実は“緑豆もやし”であるとのことだ。
工場の2Fでは、一定の環境に保った場所で生育し、育ったもやしを収穫して洗浄する。そして製品によって決められた内容量に計量する作業が行われている。
動画を観るとわかるが、極めてシステマチックにもやしたちは、中央アルプスの地下水によって洗われて綺麗になっていく。工場の1Fでは、製品別に決められたパッケージにもやしを封入して、段ボールに箱詰めされる。そして、出荷される地域別に仕分けされ大型トラックに積み込み、駒ヶ根市にある工場から全国各地へともやしたちは出荷されていく。
もやしがパッケージに封入されると・・・おお! 一気にスーパーなどで見かけるおなじみの“製品としてのもやし”の姿へと変化を遂げた。
うーむ。もやしってこんなふうに作られていたんだ・・・
一通りサラダコスモ・信州工場でのもやしの生産のようすを見学させてもらったが、その工程は極めて合理的で、衛生管理にもとことん留意されており、よどみなく生産から出荷までが行われていることを実感した。