長野県飯山市の「かまくらの里」には“雪”を観光資源として捉える先見の明があった

たくさんの“かまくら”にちいさな光が灯る

雪国ならではのイベント

冬の飯山市といえば雪だ。

この地は日本有数の豪雪地帯として知られ、2005(平成17)年から2006(平成18)年にかけて、過去最高の積雪量256cmを記録したという。

しかし、飯山にはそんな雪を積極的に楽しむための施設も充実している。市内には3つのスキー場があり、雪が積もった森の中を散策することができる“スノーシューツアー”などのアクティビティも人気を呼んでいる。

そして、飯山の冬の風物詩といえば“かまくら”だ。「かまくらの里」は、飯山の中でも特に雪が多い“信濃平エリア”で行われるイベントで、2018(平成30)年は、1月26日から2月27日まで開催。大人10人が入れるほどの巨大な“かまくら”や、灯籠のように明かりを灯すためのミニかまくらがさまざまに並ぶ。

巨大なかまくらを見てみたい! そして、飯山になぜかまくらがたくさん作られるようになったのかを知りたい!

ということで、2月10、11日に「第18回かまくら祭り」が開催される中、「かまくらの里」を訪れてみた。

JR飯山駅。北陸新幹線とJR飯山線が乗り入れる

駅に降り立つと、何やら気になるものが・・・

おお! かまくらのテント(?)が! 中に入ることもできる

「かまくらの里」のポスターが掲示されていた

ちなみに、飯山線にはかわいい観光列車も走っており・・・

観光列車「おいこっと」(画像:Image by Udda. Licensed under the terms of cc-by-2.1-JP)

いいかわ、いいそら、いいやません

しかし「おいこっと」とは、どんな意味なんだろう? と、気になりつつも、構内にある駅そば店にて「野沢菜わさび昆布とろろそば(特上)460円」をすすっていると・・・

疑問が氷解。面白い!

面白いので、以下に抜粋しつつ引用する。

 

飯山線はOYKOT(おいこっと)ではなくTOKYOだった?

飯山線を走る「おいこっと」。その由来は、「とうきょう」の英語表記(TOKYO)を逆(OYKOT)から読ませたもので、東京とは真逆の風景が広がるエリアであることをイメージしていただくために作られた単語です。

ところが先日、「飯山線って実は首都圏だったの?」と思わせる出来事がありました。
※以下、一部省略

ラジオで放送されている関東甲信越地方の列車の運行状況で、飯山線の部分運休(を知らせる案内)に続いて次のような案内が連日繰り返されていました。
「そのほかの首都圏を発着する各線、各新幹線は平常通り運転しています。」
ということは、飯山線は「首都圏を発着する各線」に含まれているのでしょうか・・・

※括弧内の追記、および文字の強調は筆者

うーむ・・・面白い。「おいこっとの謎」は解けたが、今度は「飯山線が『首都圏を発着する各線』に含まれているのか問題」が浮上。

店内には他にも・・・

菜の花の写真をバックに「おいこっと」のNゲージが! これ動くぞ!(たぶん)

飯山は菜の花でも有名だ。

毎年4月下旬から5月上旬にかけて市内の「菜の花公園」では、東京ドーム約2.8個分の敷地に菜の花が咲き誇る。

飯山の菜の花と千曲川

駅そば店の名前も「なの花」だった

さて、駅の外に出てみると・・・

どどんと駅前にかまくらが! えー!

結構でかい! 存在感が半端ない

雪で作った灯籠もある。夜はあかりが灯るんだろうなー

しかし、新幹線が停まる駅にかまくらがあるってちょっと想像を絶する光景だ。飯山駅から東京駅まで約100分。なんなら「かまくら持ってったろか?」というような気にもなってくる・・・よね?

・・・では、「かまくらの里」へ行こう!

次のページは >> かまくらの里へ