遠い記憶の底に眠る“幻の露天風呂”を探し出せ!長野県高山村の松川渓谷温泉「滝の湯」

“幻の露天風呂”でノスタルジーに浸る

脱衣所

鍵付きのロッカー(100円硬貨不要)が設置されている

笠が置いてあった。この日は、ちょうど雨が降っていたので被っていくことにする

温泉の成分表示

源泉名:信州高山温泉1号泉・2号泉
泉質:カルシウム・ナトリウム (硫酸塩・塩化物泉)
泉温:源泉1号65℃・源泉2号74℃、使用位置60℃
効能:神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、痔症、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症、くじき

脱衣所の先にある建物内には、岩風呂の内湯がある。10人くらいは入れそうだ

内湯には、湧き水とあがり湯(源泉100%・飲用不可)が引かれていた

天然水と源泉のコンビネーション!

そして、内湯を通り過ぎて外に出ると・・・そこには“幻の露天風呂”が!

記憶の底に沈んでいた“幻の露天風呂”が具現化する

あぁ・・・ここだ。間違いない!

風呂の奥へと進み振り返ると内湯のある建物が見える

露天風呂の長辺は17mとのことで、かなりの広さだ・・・そういえば子供の頃は泳いでいたような・・・(笑)。そんな記憶もよみがえってくる

訪問時は雨が降っており、それもまたいい雰囲気を醸し出していた

露天風呂に浸かりつつ過去を振り返る。思うにあの頃はまだ露天風呂は珍しく、それほど一般的な存在ではなかったのかもしれない。

その証拠というわけでもないが、当時、入浴客ではない(※服を着ていた)外国人の方が珍しそうに露天風呂の脇に立って「異国の変わった風習を発見した!」というような感じで、入浴中の筆者を撮影していたことを思い出した。まぁ、呑気でワイルドだった昭和の時代の話だ・・・

ゆっくりと首まで浸かって温まり、ノスタルジーに浸った

終わりに

まさに夢見心地の体験だった。

今回、“幻の露天風呂”を探し当てることができたのは「七味温泉」という固有名詞を覚えていたことと、今では使われなくなった滝の湯の入口=門が残っていたことによるものだと思う。

久しぶりに入った滝の湯は、記憶の中で想像していたとおりの素晴らしい温泉であった。また、絶対に訪れることになると思う。

松川渓谷温泉名物 温泉たまご(1ヶ100円)。コレは昔からあったぞ!

施設情報

  • 松川渓谷温泉 滝の湯
    住所:長野県上高井郡高山村奥山田3681-377
    電話番号:026-242-2212
    営業時間:10:00~18:00(受付終了17:00)
    定休日:不定休
    入浴料:大人500円(複数回入浴の場合は1,000円)、小学生300円(3歳未満無料)
    アクセス:上信越自動車道 須坂長野東ICから車で約35分
    駐車場:30台
    最寄駅:長野電鉄長野線 須坂駅からタクシーで約30分
  • 施設の詳細
    入浴施設:内風呂、露天風呂
    ロッカー:鍵付き
    シャンプーの有無:なし
    ドライヤーの有無:なし
    休憩所の有無:あり
    食事施設の有無:あり
    売店の有無:あり
  • 洗面用具の販売:フェイスタオル300円、バスタオル1,000円

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