日本で唯一の隕石クレーターと“天空の里”へ続く道!?長野県飯田市上村・遠山郷の御池山林道を巡る

御池山隕石クレーターから下栗の里へ

次は“天空の里”とも称される山間の集落、下栗の里を目指す。

御池山隕石クレーターからどんどん坂道を下っていく

しばらく進んでいくと遊歩道への入り口がある

「天空の里ビューポイント(おおぎひら展望台)遊歩道入り口」と書かれた看板が立つ

遊歩道の入り口付近は駐車禁止になっているので、さらに少し坂を下った先にある食事処「はんば亭」の駐車場を利用するといい。

展望台と遊歩道は地域住民が総出で作ったとのこと。募金箱があるので感謝の気持ちを伝えよう

遊歩道はとても綺麗に整備されている

そして駐車場から20分ほど歩くと・・・

展望台に到着!そして・・・

大パノラマが広がる。まさに天空の里だ・・・

下栗の里は、南アルプスを望む標高800〜1,000mの場所にある飯田市上村の集落だ。最大38度の傾斜面には耕地や家屋が点在し、遠山郷を代表する景観を作り出している。

その景観がオーストリアのチロル地方と似ていることから「日本のチロル」とも呼ばれているそうだ。

また、『日本百名山』の著者として知られる小説家・登山家の深田久弥(ふかだ・きゅうや)は、「下栗ほど美しく平和な山村を私はほかに知らない」と自らの著書に残しているということだ。

展望台は静寂に包まれ、風が木々を揺らす音のみが聞こえていた

車を駐めた食事処「はんば亭」には、付近の見所を解説した看板が立っている

下栗の里から国道152号線へ

さて、下栗の里からさらに坂を下って国道152号線に戻ることにしよう。

「この先道幅狭し!車が見えたらここで待て!」と書かれた看板が立つ

集落の中を下っていく。傾斜面に立つ家や畑が興味深い

つづら折りの道をくねくねと下っていく。展望がすばらしい場所も多い

集落の中の道は、すれ違いが困難な箇所も多々あるので対向車には注意

そして、どんどん坂を下っていくと・・・

国道152号線に出た。ゴール!

終わりに

南アルプスを望む遠山郷のダイナミックな景観と豊かな自然は、すばらしいのひと言だ。

御池山林道(南アルプスエコーライン)の道幅は1〜1.5車線とそれなりに狭いので、安全に注意して運転しよう。また、下栗の里では住民のみなさんが日常生活を営む場所であることを忘れずに、マナーを守って行動したい。


記事中で巡った全ルート

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