御池山隕石クレーターから下栗の里へ
次は“天空の里”とも称される山間の集落、下栗の里を目指す。
遊歩道の入り口付近は駐車禁止になっているので、さらに少し坂を下った先にある食事処「はんば亭」の駐車場を利用するといい。
下栗の里は、南アルプスを望む標高800〜1,000mの場所にある飯田市上村の集落だ。最大38度の傾斜面には耕地や家屋が点在し、遠山郷を代表する景観を作り出している。
その景観がオーストリアのチロル地方と似ていることから「日本のチロル」とも呼ばれているそうだ。
また、『日本百名山』の著者として知られる小説家・登山家の深田久弥(ふかだ・きゅうや)は、「下栗ほど美しく平和な山村を私はほかに知らない」と自らの著書に残しているということだ。
下栗の里から国道152号線へ
さて、下栗の里からさらに坂を下って国道152号線に戻ることにしよう。
終わりに
南アルプスを望む遠山郷のダイナミックな景観と豊かな自然は、すばらしいのひと言だ。
御池山林道(南アルプスエコーライン)の道幅は1〜1.5車線とそれなりに狭いので、安全に注意して運転しよう。また、下栗の里では住民のみなさんが日常生活を営む場所であることを忘れずに、マナーを守って行動したい。
記事中で巡った全ルート
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