美しい風景や景観、魅力的なシーンをピックアップして、写真を中心にお伝えする企画『フォトレポ』。今回は、長野県諏訪市にある「立石公園」をレポート。
諏訪湖が一望できる公園
諏訪湖は、長野県諏訪市と下諏訪町、岡谷市にまたがって立地する長野県内最大の湖だ。天竜川の水源地でもあり、湖の水は長野県から愛知県、静岡県を経て太平洋へと注ぐ。
日本列島を縦断する中央構造線と糸魚川静岡構造線が交わる場所にあり、それらの活動の影響によって諏訪湖は作り出されたと言われている。
中央構造線を肉眼で確認!?長野県大鹿村「中央構造線博物館」と北川露頭・安康露頭で大地の躍動を感じる!そんな諏訪湖を一望できる場所が、諏訪市にある「立石公園」だ。
展望テラスには300人が着席可能な木製のベンチが設置されており、コンサートなどのイベントで利用されるとのこと。うーむ。諏訪湖をバックにした演奏シーンってきっと壮観だろうなぁ。
信州ふるさとの見える丘
諏訪市 立石公園ビューポイント
立石公園は市街地から約1.5km離れた眺望絶佳な山腹にあり、市街地及び諏訪湖が眼下に展開している。更に岡谷市、下諏訪町も一望でき、遠くは北アルプスが美しく望める。また、夜の景観は当市随一の展望である。
ということだ。ちなみに「信州ふるさとの見える丘」とは、信州らしさやふるさとを感じる風景を展望できる場所を長野県が認定する取り組みで、これまでに立石公園を含め63か所が登録されているそうだ(※2020<令和2>年3月現在)
山国のイメージがある長野県の中でも、諏訪地域は広く平らな場所に諏訪湖があるため、それほど高地には位置していないというイメージを持つかもしれない。しかし実は、長野県内の他の地域と比較してもかなり標高が高いエリアなのだ。
東京スカイツリーを越える自治体が続出!?長野県・77市町村の標高ランキング立石公園から望む諏訪湖の風景は、映画『君の名は。』に登場する湖のモチーフになったとも言われている。ゆえにいわゆる“聖地巡礼”で訪れる観光客も多い。
監督の新海 誠(しんかい・まこと)さんは長野県小海町の出身だし、もしかしたらこの公園のことをよく知っていたのかもしれない。
諏訪湖の夕景と夜景
立石公園は夕景と夜景も美しいとのことで、時間を空けて再訪した。晴れていればちょうど宵の明星・金星が諏訪湖の上空で輝いているはずだ。
終わりに
立石公園は、信州を代表する湖である諏訪湖を一望できる素晴らしいビュースポットだった。昼・夕・夜のすべての時間帯でオススメできる場所だ。
「ハルピンラーメン」は長野県諏訪市のソウルフード!「ハルピンラーメン」と「子豚飯」アクセス
- 立石公園
住所:長野県諏訪市大字上諏訪立石町10399
最寄駅:JR中央本線・上諏訪駅から徒歩で約30分、タクシーで約10分
アクセス:中央自動車道 諏訪ICから車で約30分
駐車場:あり
問い合わせ:諏訪市都市計画課公園緑地係
電話番号:0266-52-4141