井戸を探す冒険『城下町・井戸クエスト』起動!?長野県松本市で「まつもと水巡り」【前編】

薬事関係者によって整備された「日の出の泉薬祖水(4井戸目)」

「日の出の泉薬祖水」があるのは、信州薬祖神社の境内だ

登り窯(?)みたいな木製の水槽に水が湧き出していた

日の出の泉薬祖水は、もともと神社に隣接する「松本薬業会館」の敷地にあった井戸で、松本の薬業関係者の熱意によって、2007(平成19)年に神社とともに整備されたとのことだ。

日の出の泉薬祖水までのルートはこんな感じ

さて、次の井戸を目指そう・・・と思ったのだが、ちょっとお腹が空いてきた(空腹のステータスが下がってきた)。日の出の泉薬祖水のすぐ近くには、以前の記事でも取り上げた「キッチン南海」があるので、腹ごしらえをしていくことにする。

長野県松本市の「キッチン南海」で神田神保町の思い出の「カツカレー」の味に浸る

地図上の「南」がキッチン南海の位置なのだが・・・

ふー・・・お腹いっぱい! ごちそうさまでした。ということで次の井戸を目指して進んだのだが・・・満腹になって気が緩んだのかここで痛恨のミスを犯す。でろでろでろでろでーん♪(※呪いの効果音)

次に向かうはずだった「日の出の井戸」に行くのを忘れてしまった!

この事実に気がついたのは『城下町・井戸クエスト』の終了後であり、もはやリカバーすることは不可能・・・つまり、クエストの主たる目的である「オススメ井戸=21井戸を徒歩で訪れて写真を撮影」という目的は、この時点で達成できないことが確定していたわけだ・・・がーん。

しかし、クエスト中はそんな重大な過ちに気がつくこともなく・・・21井戸を攻略すべく、次の目的地だと思い込んでいた「伊織霊水」へと向かっていた。

というわけで、致命的なミスに気づくことなく5井戸目に到着

百姓一揆「加助騒動」にちなんだ井戸「伊織霊水(5井戸目)」

地元の方が水をくみに来ていた「伊織霊水」

伊織霊水は、1686(貞享3)年に、信州松本藩で起きた年貢減免を要求する一揆「加助騒動」にちなんだ井戸だ。

領内の百姓が松本城下に強訴し藩は要求を受け入れるが、その後一転して首謀者とされた可助らを磔(はりつけ)や拷問に処したという。

百姓たちの助命救済に奔走した、鈴木伊織(すずき・いおり)が眠る墓の入り口にあるため、井戸にこの名が付けられているそうだ。

その墓には今でも花が手向けられている

一杯いただきます。体力回復!

伊織霊水までのルートはこんな感じ

さて! 次の井戸を目指そう。

中町通りを松本駅方面へ歩いて行く

「蔵のある街 中町」と書かれた“なまこ壁”の看板が立つ

中町通り沿いに建つ、漆喰で作られたなまこ壁の蔵は、もともと明治時代に火災の被害を食い止めるために建築がはじまったそうだ。現在では、観光客も多い商店街となっており、新たに建築された建物も景観に合わせた作りになっている。

商店の前に「西井澤 辻井戸」があった。しかし故障中だった。そして・・・

6井戸目に到着!てれれってってってー♪

 

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