そばを語るなら栽培方法も知っておきたい!長野県飯山市で“そば蒔き”を体験する

そばを蒔く

さて、“小林家流”のそば蒔きがはじまる。

まずは、畑の隅から耕運機を動かしていく

耕すわけではなく・・・“タイヤの跡”を付けていくとのこと

畑にタイヤの跡がくっきりと付いた

小林さんによると「こうしなきゃいけないというわけじゃないけど、こうやってタイヤの跡を付けておくと、目印になってまっすぐに種を蒔けるでしょ?」とのこと。

そばの種は、昨年収穫し保存しておいたしたそばの実だ

そばの実。これが種になるわけか・・・

そばは、米のように苗を育ててから植え付けるわけではなく、種をそのまま畑に蒔いていく。“そば蒔き”というくらいだから、まぁそういうことなんだろうけど・・・そんな知識すら、知っていたような知らなかったような・・・

「タイヤの跡に沿って種を蒔いて」と小林さん

タイヤの跡に沿ってそばの種を蒔いていく

パラパラとまんべんなく畑に種を蒔く

種を蒔き終わったところを耕運機で土と混ぜていく

種を蒔いて・・・

耕運機で土と混ぜる。この繰り返し

大勢の人がいるので作業はどんどん進んでいく

親戚の方々によると「そば蒔きはちょっとしたイベント」とのこと

畑の半分以上を蒔き終えた

・・・しかし、雨がしばらく降っていなかったこともあり、土埃がすごい

そして、畑のすべてに種を蒔き終えた!

小林さんが前もって種まきの準備をしてくれ、大勢の人たちで作業したこともあり約1時間ほどで種を蒔き終えた。

あとは、雨が降れば1週間ほどで芽が出てくるとのことだった。

作業終了後、小林さんが育てたスイカを頂く。甘い!

枝豆のおすそわけも頂く・・・恐縮です

作業を終えた感想としては「え!? こんなにかんたんなものなの?」といった感じ。

正直なところ「・・・これで本当に芽が出てくるのかな?」とも思ったが、小林さんによると「そばは蒔くのは簡単なんだよ。でも収穫してそばを打つまではそれなりに手間がかかるよ」とのことだった。

おつかれさまでした! いいそばが実りますように!

終わりに

そばを蒔き終えたあと、天気予報を気にしていたが飯山では雨があまり降っていない模様。「・・・どうなったかな?」と気にしていたところ、10日後くらいに小林さんから連絡が入った。

「芽が出たよ」

・・・おお! タイヤの跡にそってきれいに並んで生えている

順調に育っているとのこと

そばは種を蒔いてから60〜80日ほどで収穫できるということなので、10月上旬から中旬くらいには実りの時を迎えることになるのだろう。

そして、さらに10日後・・・

花が咲いた!

・・・ちょっと生命の営みに感激してしまった。

収穫の時期にまたお伺いして、可能であればそばを打つところまでを記事にさせて頂ければと思っている。

まもなくそばの花は満開だ。・・・しかし、そばって植物なんだなぁ

※2018年9月14日追記

そばの花は満開になりました

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