なぜ“素人たち”が落語家を諏訪に呼ぶことになった!?「諏訪湖落語会」を密着取材!

私たちが落語家さんたちを呼んじゃいました!

長野県で最大の湖である諏訪湖に接した下諏訪町

“五街道”として知られる中山道と甲州街道が交わる“温泉のある”宿場町として、また7年に1度、寅と申の年に行われる御柱(おんばしら)祭でも有名な、諏訪大社・下社春宮と下社秋宮が鎮座する門前町として栄えてきた。

“御柱”が立つダイナミックな景観のJR下諏訪駅

この日、そんな歴史ある町の一角が爆笑の渦に包まれていた。

2018(平成30)年4月8日、下諏訪総合文化センターで「第2回 諏訪湖落語会」が開催されたのだ。

出演者は、林家彦いち(はやしや・ひこいち)、春風亭百栄(しゅんぷうてい・ももえ)、三増紋之助(みます・もんのすけ)の3人の師匠たちと、ゲストとして林家久蔵(はやしや・きゅうぞう)師匠。

落語会が開催された下諏訪総合文化センター

この落語会の最大の特徴は、“有志による企画・運営”であるということ。つまり、“素人たち”による手作りの落語会なのだ。

いったいどんな人たちが、どのような理由で落語家を呼ぶことになったのだろう? というわけで“手作り落語会”の現場を取材させていただいた。

それでは、おじゃまします!

落語会の仕掛け人とその役割

「第2回 諏訪湖落語会」の仕掛け人たちはこの3人だ。

準備中のステージの前でパチリ

写真左から、花岡正太郎(はなおか・しょうたろう)さん、林 美貴(はやし・みき)さん、太田伊智雄(おおた・いちお)さん。3人合わせて「諏訪湖落語会をやりたい人の会」・・・“名は体を表す”というが、まさに文字通りで潔い。

岡谷市在住の花岡さんは、家具職人を生業としており、このイベントではおもに設営を担当。

慣れた手つきで“落語会に協力してくれた店舗・企業”の看板を作る

そして、これまで数多くのイベントを手がけてきた岡谷市出身・東京在住の林さんは、おもに広報と運営を担当。

当日券の精算なども重要な役目だ

太田さんは、下諏訪町でそば店を経営するそば職人。落語家さんたちとのパイプ役として円滑にイベントを進行させる役回りだ。

会場で音響チェックなども行っていた

そしてこの3人に加え、“地域を楽しくするための集まり”「だもんで」のメンバーが助っ人として、さまざまな役割を果たした。

「だもんで」をパチリ。花岡さんと林さんもメンバーの一員だ

このような布陣で、特にトラブルも無く極めて効率的に落語会の準備は進んでいく。

“手作り落語会”だと聞いていたので、その手際の良さにはちょっとビックリした。

高座が作られて

メクリ(芸人の名前が書かれた紙)が用意され

看板もきれいに並んだ

 

林さんによると、チケットは140枚ほど売れており、当日精算するチケットと合わせると180席は埋まる予定とのこと。会場の客席数は200席なので「当日券がどこまで伸びるか・・・ですね!」ということだったが・・・

蓋を開けてみればこの行列!

会場内に人があふれる

結果的には、予定通りに180名のお客さんが集まり「第2回 諏訪湖落語会」は、定刻通り14:00に開演した。

 

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