長野県の県境が気になる!「谷街道」で日本有数の豪雪地帯を千曲川と共に県境越え

森宮野原駅へ寄り道

このあたりの信号は縦型だ

縦型の信号機は、雪で信号機のランプが見えなくならないように、また、雪の重みで信号機が破損することを防ぐためにあり、積雪が多い地域に設置されている。

北海道や、東北地方の日本海側、新潟県、富山県、福井県などでは、道・県のほぼ全域に設置されているそうで、長野県内ではおもに北部に設置されている。

道路沿いの倉庫も積雪対策のためなのか屋根が丸い

県道507号線との交差点を左折して駅に向かう。右折すると栄村役場に至る

駅に向かって進む県道の中央部には消雪パイプが埋め込まれていた

消雪パイプは道路に埋め込んだパイプから散水して、雪を溶かす装置だ。路面が茶色に染まっているのはパイプの中を通る水に多くの鉄分が含まれておりそれが酸化したため。

JR飯山線の森宮野原駅に到着!

森宮野原駅は長野県最北端に位置する駅で、2011(平成23)年に栄村で最大震度6強を記録した「長野県北部地震」ではホームの一部が崩壊する被害を受けた。トマトジュースなどの地元の特産品などを販売する「森宮野原駅交流館ふきのとう」が併設されている。

駅舎内には付近の観光名所なども案内されていた

緑に囲まれたホーム

そして、この駅で一番有名なスポットは・・・

日本最高積雪地点!

つまり、雪がこんなに積もったということ!?

森宮野原駅では、1945(昭和20)年2月12日に駅における最高積雪量7m85cmを記録した。その雪の量は2階建ての家の屋根にまで達し、電柱の電線を跨ぐことができたとのことだ。

この地では、現在でも積雪が4mを越えることがあるそうで、豪雪地帯であるということを実感できる光景だ。

 

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