花火の火の粉が降りかかる!長野県長野市の犀川神社「秋季例大祭宵宮祭り」がすごい!

導火線を伝って炎が神社に向かってくる。その次の瞬間・・・

以前、仕事で花火の本を編集したことがある。

著者は日本中の花火について熟知する、その道のオーソリティーだ。関東在住であるその方からある時「えー!!地元なのに知らないの!?すごいよ」と言われた。

その“すごい花火”は、長野県長野市にある犀川神社のお祭りで見られるとのこと。・・・あれ? 子供の頃に行ったことがあるはずだけどな・・・

そんないきさつがあって以来、ずっと気になっていた犀川神社のお祭り「秋季例大祭宵宮祭り」にでかけることにした。

犀川神社ってどんな神社?

犀川神社は長野市の安茂里(あもり)地区にある。最寄り駅は長野駅の隣にあるJR安茂里駅で、神社までは徒歩15分ほどだ。

スーパーマーケットに隣接する安茂里駅。北陸新幹線の高架が見える

駅の近くを通る国道19号線を渡って“山側”へ向かう

旧大町街道(通称:旧道)沿いに古い街並みが残る住宅地を進む

大町街道は、かつて長野県長野市と大町市を結んだ街道で、現在では国道19号線と県道31号線(オリンピック道路)が、両地を結ぶメインルートとしてその役割を担っている。

旧道をしばらく進むと犀川神社の一の鳥居が見えてくる

鳥居をくぐって坂道を上っていくと・・・

犀川神社に到着!

木々の中に立つ本殿

犀川神社は、858(天安2)年に同じ安茂里に鎮座する正覚院月輪寺(久保寺観音)が創建された際、その鎮守として日吉山王社という名前で祀られた神社だと伝えられている。

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その後、1824(文政7)年に犀川神社へと社名が変わり、その際に奉納した仕掛け花火がはじまりとなり、同じくこの神社に伝わる「犀川神社の太神楽(だいかぐら・獅子舞)」と共に現在では「犀川神社の杜煙火(もりはなび)」として、長野県の無形民俗文化財に指定されている。

神社の境内はすり鉢状になっており、周辺には木々が生い茂る。まさに“杜”だ

杜煙火を奉納するのは「花火方(はなびかた)」と呼ばれる人たちで、かつてその技術は年長者からの口伝で各家の長男のみに伝えられたという。現在でも火薬調合の秘伝書や器具などが保存されているそうだ。

毎年9月21日の秋祭りの夜には、やはり同じ安茂里にあり全国屈指の煙火業者として知られる「紅屋青木煙火店」と協力し花火の奉納が続けられている。

 

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