なぜ“素人たち”が落語家を諏訪に呼ぶことになった!?「諏訪湖落語会」を密着取材!

そして、落語会がはじまった!

私服も似合う彦いち師匠による“前説”

開演後、まず登場したのは林家彦いち師匠。昨年行われた「第1回 諏訪湖落語会」に続いての出演で、その時のエピソードや地域ネタなどを絡ませつつ、軽妙に場内の雰囲気を盛り上げていく。

続いて「開口一番」弟子のきよひこさんが前座で登場

ちなみに「開口一番(かいこういちばん)」とは、落語用語で“一番最初に舞台へ上がる芸人さん”とのこと。

弟子のやまびこさんもフレッシュな落語を聞かせてくれた

ゲストの林家久蔵師匠は『壺算』を披露(ん?・・・えっと、話に引き込まれ、お金の計算ができなくなる)

春風亭百栄師匠は、誰もが知る昔話『桃太郎』の後日談が不条理に展開される新作落語で沸かせた

中入り後は、曲独楽(きょくごま)の三増紋之助師匠が登場

客席内に入っていく熱演を見せ、お客さんは大喜び!

そして、トリは林家彦いち師匠。こんどはバリッと着物での登場だ

(・・・腐った豆腐でも食べたくなるくらいの)迫真の“しぐさ”で『ちりとてちん』を演じた

出演者たちそれぞれの個性的な演目や、巧みな話術、芸によって会場は爆笑に次ぐ爆笑。

小さな子供からお年寄りまで、異なる世代を同時に笑わせることができる落語。その魅力をお客さんたちは、じゅうぶん堪能しているように見えた。

終演後、お客さんたちが感想を語り合う。これも生で聞く落語の醍醐味だ

 

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