長野県松本市の「キッチン南海」で神田神保町の思い出の「カツカレー」の味に浸る

南海の“チームカラー”に包まれた「キッチン南海・松本店」

キッチン南海・松本店の全景

キッチン南海・松本店は、JR松本駅の「お城口」から徒歩で約25分ほど。巨大なショッピングモールである「イオンモール松本」に隣接した場所にある。

道路を挟んだ反対側には近代的なショッピングモールが

お店には駐車場もあるが(※地図参照)、店舗の席数に対してじゅうぶんな駐車スペースが用意されているわけではないので、車で訪れる際には注意しよう。

エントランスには、信州らしく「ワラビあります」の貼り紙が!

お店の外観は、南海の“チームカラー”である緑色を基調としている。

“キッチン南海”という店名は、神保町・本店の創業者が当時のプロ野球球団「南海ホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)」のファンであったことに由来するといわれている。そのため、看板にも南海ホークスのチームカラーだった緑色が採用されているというわけだ。

各店共通の独特なフォントで書かれた「南海」の文字

昔懐かしいサンプルケース。でも、これって誰にでもわかる優れたピクトグラムだと思う

コーヒーの表現が昭和チックで素敵だ。レギュラーコーヒーであることも一目瞭然だし

エビフライにロースカツカレー

とんかつ定食の脇には豚汁とタクアンの食品サンプルも

しょうが焼定食とコンビ定食。奥に見える“象さん”は神保町・本店にもいるやつだ!

大勢のお客さんで賑わっていた

店内は4人がけのテーブル席が5卓と、8人ほどが座れると思われるカウンター席、そして、店舗の奥には座敷席もある。

厨房内でマスターがどんどんカツを揚げていく。女将さんも調理や配膳で大忙し

来店したのは休日の正午過ぎということもあってか、テーブル席はすべて埋まっていた。カウンター席に2席ほど空きがあったので、待つことなく座ることができたが、その後もお客さんの来店は続きすぐに満席となった。

しばらく店内を観察。どうやら、お冷やとおしぼりが出されるまで注文を待つのがこのお店のルールのようだ。しかし、ものすごく忙しそうだ・・・というわけで、ゆっくりとメニューを吟味することにする。何を注文するかはもう決まってるんだけどね。

メニューはカレー類と定食類に大別できる。お米は長野県産コシヒカリを使用

カレー類は、「ポークカレー(590円・中辛)」と「ビーフカレー(690円・辛口)」がある。まずはどちらのルーにするか選択わけだ。

その上で何をトッピングするのかを決めればいい。カツ、チキンカツ、ロースカツ、ヒレカツ、エビフライからチョイスが可能だ。ちなみに、カツとロースカツでは肉の厚さと大きさが異なる(カツ<ロースカツ)。このネーミング&メニュー設定は本店と一緒だ。

定食類は、とんかつ(ロース)、ひれかつ(小・大)、ササミフライ、しょうが焼、コンビ(ササミフライと焼肉)、エビコンビ(エビフライと焼肉)、エビフライがラインアップ。

裏側には写真入りのメニューが

うーむ。ガッツリメニューがずらりと並ぶ。実にキッチン南海である!

メニューを読み解きつつしばらく待つと、女将さんがお冷やとおしぼりを出してくれた。「本当にお待たせしちゃってごめんなさいね。何にします?」ということなので・・・

迷うことなく「カツカレー(※ポーク・800円)」をくださいと告げる。

久々のキッチン南海のカツカレーだぞ! わーい。でも大盛りにはしない。なぜなら、もう大人になってしまったから・・・

 

次のページは >> カツカレー見参!
1 2 3