なんでこんなにコスパがいいの?
シナノユキマス
サケ科コレゴヌス属に分類される冷水性の魚です。長野県には1975年に当時のチェコスロバキアから導入され、県水産試験場が養殖技術を開発したものです。
体が銀白色に輝くことから、長野県はこの魚に「シナノユキマス」の愛称を付けました。
冷水を好み、湖沼で生息するシナノユキマスにとって、高冷地にある立岩湖は良好に生息できる環境条件がととのっています。
立岩湖では、年間を通じてシナノユキマス釣りを楽しめますが、冬には全面氷に覆われた湖の上に乗り、氷に穴を空けて釣り糸を垂らす「穴釣り」も楽しめます。
・・・なるほど。さっき見た釣り人は、もしかしたらこの魚を狙っていたのかも。ワカサギだけじゃないんだ。穴釣りって。
滝見の湯の入浴料は大人450円(中学生以上)、小人300円(4歳以上小学生)だ。南相木村の村営施設とのことだが、ちょっとビックリするほど安く感じる。だってさ・・・
お食事処のメニューは、南相木村産の地粉を使用した「十割そば」を筆頭に、うどん、ラーメン、定食類(もちろんシナノユキマスを食べることができる)、丼、カレー、パスタ、一品料理、限定メニューなどなど、かなり豊富なラインアップだ。
さらに、館内はどこもかしこもピカピカだ(※2017<平成29>年にリニューアルした)。なのに大人の入浴料が450円!(ありがたい限りなのだが)
人によって考え方が異なることは承知だが、筆者の考える、“常用したくなる日帰り温泉”の“正しい入浴料”は500円だ(もちろん例外もある)
温泉そのものの良さはもちろんだが、500円の入浴料で「清潔な館内と脱衣所(鍵付きロッカーとハイパワードライヤー)」があり、「ゆったりできる内風呂と露天風呂」、「ほっとできる休憩所と軽食スペース」があれば完璧だ。
もちろん長野県内には、さらに入浴料が安い温泉地の外湯や、秘湯、銭湯ライクな温泉施設、ひなびた温泉宿など、設備は若干劣るがお湯が素晴らしい場所もたくさんあるし、そういった温泉も大好きだ。
しかし、滝見の湯は筆者のこれまでの日帰り温泉遍歴に照らし合わせてみても、800円はするはずの施設だと思うのだが、450円とは・・・すごい!
2014(平成26)年に施行された長野県の「公衆浴場入浴料金」つまり、公に定められた温泉ではない銭湯の料金が400円であることを勘案しても、破格の値段であることは確かだと思う。
・・・もうこれ以上考えるのはよそう。というわけで浴場へと向かう。