“ソースカツ丼の町”駒ヶ根市の「ガロ」でエビとカツがそそり立つ「ミックス丼」

閉まらない蓋は何のため?(ひ・み・つ)

長野県駒ヶ根市の名物といえば「ソースカツ丼」だ。

駒ヶ根市のメインストリートである国道153号線。通称「ソースカツ丼街道」・・・というのはまったくの嘘だが、この道を通るたびにいつもソワソワする。食事の時間帯だと特に。

ところでカツ丼といえば、どんな“出で立ち”を想像するだろう? 日本全国を見回すと実に多種多様なカツ丼が存在するのは周知の事実だ。

全国的にスタンダードな“たまごとじタイプ”、肉を叩いて薄くのばした“わらじカツタイプ”、タレに潜らせたカツをオン・ザ・ライスする“タレカツ”、デミグラスソースをかけた“デミカツ”などなど・・・

なかには、たまごとじとソースのいいとこ取りをした“ハイブリッド・カツ丼”も!

長野県山ノ内町「松美食堂」のカツ丼は“たまごとじ”にするか“ソース”にするかで悩まない

駒ヶ根のソースカツ丼といえば、“カツの下に千切りキャベツが敷かれている”イメージだが、「駒ヶ根ソースかつ丼公式サイト」では、以下の項目を駒ヶ根のソースカツ丼が満たすべき条件として掲げている。

  • 其の一 器は丼に限定する
  • 其の二 ソースかつ丼の肉は豚肉のロースを基本とし、120グラム以上とする
  • 其の三 かつはパン粉を付けて揚げたものでなければならない
  • 其の四 キャベツは細かく切って水に浸してから水分を切って丼の飯の上に載せる
  • 其の五 かつを揚げる油については油脂は自由としても良いが、揚げかすは必ず取り、汚れた油では揚げない
  • 其の六 ソースはソースかつ丼会で作ったものを最低基準とし、これに工夫することが望ましい
  • 其の七 かつを揚げてソースを潜らせる時、ソースも温めておき、揚げたてのかつをそのままソースに潜らせて切って飯に載せても、切ってからソースに潜らせて飯の上に載せても自由とする
  • 其の八 海苔等はソースかつ丼に載せない。また、キャベツ以外の野菜は載せない
  • 其の九 蓋は自由とする
    (出典:駒ヶ根ソースかつ丼公式サイト)

なるほど。しかしそういう意味では今回訪れる店は、肉はヒレを使用し、なおかつエビフライを載せたメニューもあるつまり駒ヶ根のソースカツ丼の中でも“異端の店”だ! なのにもかかわらず超人気店でもある。それが「軽食・喫茶ガロ」だ。

木曽駒ヶ岳の登山口へと向かう

「軽食・喫茶ガロ(以下、ガロ)」が立地するのは、中央自動車道駒ヶ根インターから、まっすぐに木曽駒ヶ岳の登山口へと向かう県道沿いだ。

長野県道75号線、通称「中央アルプス通り」を進むと・・・

正面には木曽駒ヶ岳の勇姿が見える。さらにしばらく進んでいくと・・・

道路の右側にガロがある

喫茶店ライクなたたずまい。店の前の駐車場の他に・・・

店舗の裏側にも駐車場がある

「名物駒ヶ根ソースカツ丼」ののぼりがはためいていた

「G」のロゴマーク入りの看板もある

店舗の入り口

おしゃれな雰囲気なので、ソースカツ丼を出すお店には見えないかもしれない

店舗入り口の付近には、お客さんの待機スペースも

多くの駒ヶ根ソースカツ丼の有名店がそうであるように、ガロもまた、週末や休日には行列必至のお店だ。長時間の順番待ちを回避したければ、平日に訪れることをオススメする。

営業時間は昼の部と夜の部がある

お店に来たら、まずはレジにて受付を済ませよう

入店待ちになっている場合、受付を済ませてから待機スペースで名前を呼ばれるまで待つ

お店の中はやはり喫茶店らしい雰囲気だ。広く明るい店内にはテーブル席と

カウンター席がある

今回訪れたのは、平日の13:00くらいだったが、待つことなく入店することができた。お腹もガッツリと減らしてきたので、準備は万端だ!

 

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