“塩尻ゲートウェイ”を抜け塩尻市・善知鳥峠の「小松食堂」で「山賊定食」

小松食堂はメニュー豊富なこだわりの店

やかんが載せられた石油ストーブにほっとする。店内にはテーブル席と・・・

小上がり席がある。そしてたくさんの山の写真が貼られていた

訪れたのは、平日の昼過ぎで仕事の途中に車で立ち寄ったと思われるお客さんが多いように感じた。店員さんとの会話を聞いていると、常連さんも多そうだ。

ん?壁には「信州おやき王レシピコンテスト」なる貼り紙が

「おやき」も信州を代表する郷土料理の一つで、簡単に説明すると、さまざまな具が入った小麦粉で作ったまんじゅう」的なものだ。

なんでも、小松食堂はこの「信州おやき王レシピコンテスト」に参加し、入選したそうだ。そのメニューというのが・・・山賊焼、クルミ、レーズン、クリームチーズで作った「山賊おやき(150円)」とのこと・・・ふむ。

・・・「山賊おやき」はまた今度ということにして・・・さて、何を食べようかな?

メニューの1ページ目にはやはり「山賊焼き」が!(一番下にしっかりおやきも掲載されていた)

次のページには「Newメニューニコニコ丼(850円)」なるものが

「Newメニューニコニコ丼」とは「ランチじゃちょっと足りない方に」と書かれている通り、「500円で提供される丼」と「山賊焼」とのセットメニューのことらしい。丼+山賊焼=超ガッツリメニューだと思われる。

右ページには、山賊焼についての解説が記載されていたので以下に要約してみよう。

山賊焼発祥のまち 信州しおじり

山賊焼について

  • 昭和33年ごろ、塩尻市内の飲食店の店主が調理法を完成させた。
  • 山賊焼は、油で揚げているのになぜ“焼”なのか?→“焼”という文字を使った方が豪快なイメージ、山賊というネーミングにマッチするから。ほかにも「鳥を揚げる→取り上げる=山賊」という説もある。
  • 当店では、昭和42年に当時取引していた食肉店から調理方法を教えてもらった。
  • そこからタレを研究し、現在も使用しているオリジナルのタレを作りだした。
  • 当店の山賊焼は鳥の胸肉を使用したさっぱり味。

なるほど。メニューにはほかにも・・・

さまざまなセットや定食メニューが!

「まんぷく丼(950円)」の説明には「山賊丼とカツ丼と焼肉丼がのっています」と書かれており・・・もはや何の丼なのかよくわからない状態だ。

丼ものや麺類、単品料理のほか、お酒のメニューも豊富だった

また、オススメメニューのページがあり、お店のコメントが書かれていた

以下に「おかみのこだわり」と書かれたページを要約してみよう。

  • 揚げ物
    食用油酸化防止装置を使用しております。
  • お米
    塩尻市片丘産のこしひかりを使用。
  • 味噌汁
    煮干しだし。たまに煮干しの当たりがあったらごめんなさい。
  • 漬物
    お父さん(おじいさん?)が作った野菜を漬けています。季節により、野沢菜、たくあん、ぬかづけ。
  • 小鉢
    自宅で作った野菜や山で採ってきたもの。季節のものをなるべく食べていただければと思っている。何が出るかはお楽しみ。

・・・なんか、メニューを見ているだけで思わず「いいなぁ」と思ってしまう。

さて! このお店には、はじめて来たのだから一押しメニューを頂こう。というわけで「山賊定食(1,000円)」をお願いした。

 

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