都道府県別で、“温泉数・全国第2位”の温泉天国・長野県! 気軽にふらりと立ち寄れる「日帰り温泉」を中心に紹介する企画『日帰り温泉ナビ』。今回は長野県白馬村の「みみずくの湯」をレポート。
国際的なウインタースポーツのメッカ
今回訪れたのは、長野県白馬村の白馬八方温泉にある「みみずくの湯」だ。
白馬村といえば、ウインタースポーツのメッカであり、1998(平成10)年に開催された長野オリンピックでは、ジャンプやアルペンスキー、ノルディック複合などの競技が開催された会場でもある。
近年ではその雪質が評価され、オーストラリアをはじめとした海外からの観光客が増加の一途をだどり、国際的な滞在型スキーリゾートとして評価されている。
長野オリンピック開催時に、アルペンスキー競技が行われたのが、国内最大級の規模を持つ「白馬八方尾根スキー場」だ。白馬八方温泉・みみずくの湯は、JR白馬駅からスキー場へ向かう途中に立地する。
利用料は、大人600円、小学生300円(未就学児は無料)で、割引券を利用することで大人500円、小学生250円となる。割引券は「みみずくの湯 割引券」で検索してみよう。
白馬八方温泉には、みみずくの湯を含め4カ所の日帰り入浴施設があり、2,000円(1年間有効)のチケットを購入することで、それぞれの施設で1回ずつ入浴することができる。
シーズン中、頻繁にスキー場を訪れる方などにとてもお得なチケットだ。
蛇紋岩についての解説が壁に貼ってあったので、以下に抜粋する。
八方温泉ってどんな温泉でしょう?
白馬八方尾根は日本有数の蛇紋岩地帯です。八方温泉はこの蛇紋岩地層より湧出しています。
蛇紋岩が地下深部のプレート運動により上昇する過程で、高圧・高温下で凝縮され地下水と化学反応を経ることによりpH11を超える世界的にも稀な高アルカリ温泉になると言われています。
(※中略)
一般にアルカリ温泉は美肌効果があるとされ、さらに溶存物質が少ないのでからだにやさしい万人むけの「八方美人の湯」とも言えます。
(※文中の文字強調、着色は筆者)
「八方美人の湯」かー! またうまいことを・・・しかし! 白馬八方温泉にも糸魚川ー静岡構造線およびフォッサマグナの影響が及んでいるわけだな。