長野市信州新町の「ジンギスカン街道」ってなに!?“ヒツジだらけの町”を徹底調査!

「さぎり荘」でサフォークざんまい

今回訪れることにしたのは、ジンギスカン街道のもっとも西側にある「信州不動温泉さぎり荘(以下、さぎり荘)」だ。前述した琵琶湖如来や不動滝からもほど近い場所にある。

到着!

「信州不動温泉さぎり荘」

さぎり荘は、不動滝のふもとから温泉を引く一軒宿で、マレットゴルフ場やゲートボール場などを備える温泉宿泊施設だが、日帰り入浴や、レストランのみの利用も可能だ。

施設の利用者は、犀川の河原への車の乗り入れもOK。釣りやカヌーを楽しむ客もいるそうだ

ここにもまたジンギスカン街道と書かれたのぼり(ミニチュア)が!

というわけで、おまちかねのサフォークの肉が・・・

どどん!と登場!

さぎり荘のレストランで提供されるのは、地元信州新町で育てられたサフォークがメインとのことで、新鮮なラム(子羊)やマトン(生後1年以上の羊)の生肉のほか、お店でタレに漬け込んだジンギスカンも堪能することができる。

今回頂くのは豪勢にも「特上ラムスペシャルコース」だ!

骨付きのラム肉

タレに漬け込んだジンギスカン

ラムのブロック肉

ラムのねぎま串

ラム肉のスライスなどなど、サフォークづくし!ラムづくし!

そして、特製のタレ

さぎり荘のタレは、ショウガやニンニク、フルーツなど15種類の材料を使った秘伝のタレとのこと。このタレの味に魅了されたリピーターも数多くいるそうだ。

塩と藻塩も用意されている

割り箸の袋にもやはりヒツジが・・・

では、いただきまーす!

まずは、ラムのスライスから。きれいな色をした赤身だ

両面をゆっくりと焼いて、タレを少しだけつけて食べてみる。じゅわーと肉の脂とフルーティーなタレの甘さが口いっぱいに広がる。うまーい。獣臭さはみじんも感じず新鮮な肉であることがよくわかる。

次は、タレに漬け込んだジンギスカンをいただく。生ラムとはまた違う味わいだ。肉の中までしっかりと味が染みこんでいてこれまたうまし! やさしくまろやかな味わいである。

ラムのブロック肉とネギの串

ラムのブロック肉はかみ応えたっぷりで、ラムといえどもサフォークが柔らかいばかりの肉ではないことがよくわかる。とはいえ、筋っぽいとかそういうことではなく、肉の塊にガシガシと食らいつくイメージだ。食べ応え感がすごい!

そして、最後にどどんとラムのステーキ

ひっくり返すと表面には焦げ目とあふれる油が

ラムのステーキは、対象となる部位が入荷しないと食べることができないらしい。この日は、無事いただくことができた。

・・・しかし、正直なところこのお肉だけで、ご飯がどれだけ進むことか・・・本当にステーキだけでじゅうぶん満足できると思う。塩こしょうで頂いたが、噛めば噛むほど肉汁があふれるゴージャスな味だった。

・・・というわけで、目がまわるほど信州新町産のサフォークを食べさせていただいた。

ごちそうさま!

終わりに

土地にはそれぞれ名物があり、その名物には歴史があって・・・

知らない場所へ行っておいしい料理を食べるのは旅の醍醐味の一つだが、その背景をちょっとだけでも知ると、また違った観点で訪れた土地を眺めることができるのではないだろうか?

春になったら、放牧地のヒツジたちに会いに行ってみたい。

信州新町の牧之島城址にあった看板・・・ヒツジだけじゃなくてウマもいるの!?

店舗情報

  • 信州不動温泉さぎり荘
    住所:長野県長野市信州新町日原西300-1
    電話番号:026-264-2103
    営業時間:11:00〜15:00、17:00〜20:00(入店は19:00まで)
    ※GW、お盆期間、冬季は営業時間が変更
    定休日:年中無休 ※12月末の3日間ほど休業
    最寄駅:JR長野駅からバス(信州新町行き)で約50分。バス停「信州新町バス営業所」で下車。コミュニティバス左右線で約20分
    アクセス:上信越自動車道 長野ICから車で約50分、長野自動車道 豊科ICから車で約40分

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