再び県境を目指す
さて、再び国道117号線に戻って県境を目指そう!
新潟県の看板が立つのは、前方に見える宮野原橋の手前の交差点だ。つまり・・・
地図でも確認してみたが、やはり川の手前の県道との交差点が県境ということで間違いないようだ。
そして、その川だが・・・
宮野原橋を新潟県津南町側へ渡り、千曲川が名前を変える場所を確認してみる。
遠く、長野・埼玉・山梨を跨ぐ山である甲武信ヶ岳を源流にもつ千曲川がこの地で、信濃川となり日本海へと流れていくというわけだ。まさに、『信濃の国』の歌詞「流れよどまずゆく水は」通りの光景だ。
秋山郷は、栄村を代表する観光地で特に紅葉が有名だ。県道238号線は、栄村方面から秋山郷へのメインルートとなっている道だが、いったん村外である新潟県内を通って向かうことになるというのが面白い。
しかし、地元の方に聞いてみると、そもそも栄村ではケーブルテレビ局が開局するまで、長野県内の民放局は映らず、新潟県で放映されるテレビ番組を視聴していたそうだ。また、秋山郷付近の電話番号の市外局番は025で新潟の局番なのだ。
買い物に行く際も新潟方面に出た方が便利とのことで、あたりまえのことだが、住民は県境など気にせずに環境に最適化して暮らしているというわけだ。