信州の路上は“注意をうながす看板”にあふれている!?思わず「ん?」と気になる光景【その1】

先へと進んでみたら・・・

倒れそうな看板がメッセージ性をより強めています

看板:「この先、路面悪し走行注意」
撮影地:長野県上伊那郡辰野町

かなりの悪路(すれ違い困難、でこぼこの砂利道)を進んできた先に立っていた看板です。しかし、この看板のメッセージを深読みすると、これまで来た道は取り立てて注意するような路面ではなかったとも読めます。では、この先にはいったいどんな悪路が待ち受けているのでしょう・・・?

看板の上部に設置された赤色灯が、警戒感を増大させます

看板:「河川の増水中には前方100米の所にある警報表示板に注意して下さい」
撮影地:長野県木曽郡上松町

何やら物々しい看板です。赤色灯はサイレンを兼ねているようにも見えます。しかし、河川の増水時に赤色灯が点灯しサイレンが鳴っていたとしても、前方100mにあるという警報表示板を確認しに行くべきなのでしょうか・・・迷います。そこにはいったいどんな重要なメッセージが?

仰向けにひっくり返る看板

看板:「注意 ゴミを捨てないで下さい」
撮影地:長野県下伊那群泰阜村

自然の中にゴミを捨ててはいけません! あたりまえのことなんですが・・・あの、本当にこんなことを言うのもアレなんですけど、地面に寝転んだ看板が既にゴミっぽくも見え・・・あのその。

野生動物に注意!

さて、さまざまな警告を忠実に守ってここまで進んで来ましたが・・・

・・・いったいどんな野生動物が出現するんだろう?

看板:「野生の動物にご注意下さい」
撮影地:長野県上伊那郡辰野町

想像力をかき立てる看板です。もしかしたら「なんでハッキリと動物の種類を書かないのか!」と憤慨する方もいるかもしれません。でも、頭の中では必死に考えているはず。「シカかな? サルかな? それとも・・・」と。しかし・・・

ハッキリと書かれているのも嫌なんです

看板:「熊出没注意!」
撮影地:長野県佐久市

熊。なんというまがまがしい形をした漢字なのでしょう! しかし、現在ではクマをはじめとした野生動物が人間の暮らす場所にあたりまえのように出現しています。ちょっとした里山に入る場合でもクマよけの鈴など、身を守る装備は必ず持参するべきでしょう。これもまたジャスティス。

リアルなイラスト入りの看板。1人で歩いているときに見かけると恐怖もひとしおです

看板:「クマに注意!!この付近ではクマが出没しています!」
撮影地:長野県佐久市臼田

看板のそばに設置された、クマよけ用の一斗缶(叩いて大きな音を出しクマに人間の存在を知らせる)が、より切実にクマの出現を予見させます。しかし・・・

クマも怖いけど山ヒルも嫌です

看板:「山ヒル注意」
撮影地:長野県・群馬県県境・碓氷峠

“注意”の間に山ヒルの写真をレイアウトしたデザインが秀逸です・・・というかリアルにその生態や動きを想像してしまいへこみます。そして・・・

この看板もまた・・・いろいろ想像してしまいます

看板:「美人多しわき見注意」
撮影地:長野県小県郡青木村

看板を発見した後、徒歩にて道路沿いを捜索しましたが・・・残念ながらこの日は雨が降っていたせいか美人はおろか人は誰も歩いていませんでした。また行ってみよう。そうしよう!

飛び回るツバメのイラストがかわいい

看板:「つばめ低空飛行中につき徐行お願いします」
撮影地:長野県木曽郡木曽町福島

ちょうど子育ての頃に見かけた看板です。たくさんのツバメたちが木曽福島の町中を飛び回っていました。思わずニッコリとしてしまう看板ではないでしょうか。

終わりに

というわけで、信州・長野県の路上には注意をうながす看板がたくさんありました。看板を「余計なお節介」と決めつけずに、設置された意図を考えてみるのもいいものだな! と思います。

冬場は頭上のつららにも要注意!

看板:「つららあり 頭上注意」
撮影地:長野県・群馬県県境・碓氷峠

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