広々とした浴場にて
脱衣所のロッカーは鍵付き(100円硬貨は不要)で、 5つある洗面台にはハイパワータイプのドライヤーが5台用意されていた。
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
泉温:摂氏25.5℃
使用位置:-
水素イオン濃度(pH):8.6
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、冷え性、慢性消化器病、痔疾、病後回復期、疲労回復、健康促進
加水の状況:温泉成分を含む井水を加水
加温の状況:入浴に適した温度を保つため加温
循環・ろ過状況:循環ろ過装置を使用
お風呂は内湯のほかに、露天風呂とミストサウナがあるのだが・・・ここでまた考えはじめてしまう。やっぱりこれで450円って安くない?
後日調べたことだが、南相木村には村名と同じ名を持つ「南相木ダム」がある。
南相木ダムは、2005(平成17)年に完成した東京電力の発電用のダムであり、ダムの完成により南相木村の固定資産税による税収が大幅に増加。2006(平成18)年度から2010(平成22)年度までの4年間、南相木村は地方交付税の不交付団体となったそうだ。
地方交付税の不交付団体とは、財政が豊かなため国から地方交付税を受けない自治体のことであり、2018(平成30)年度を見てみると、長野県内の自治体では軽井沢町のみが不交付団体となっている(ちなみに軽井沢町は、1974<昭和49>年度から2018<平成30>年度まで44年連続で不交付団体だ。さすが!)
南相木ダムの本格着工が2000(平成12)年で、滝見の湯のオープンがその翌年ということなので、大幅に増えることになった税収によって、村の人たちが格安で利用することができる温泉施設を作ったのかもしれない。
ちなみに、南相木ダムが当初の計画通りに、すべての発電機が稼働すると揚水式水力発電所(※)としては世界最大の発電力となるそうだ・・・すごい。
終わりに
・・・なんか「南相木村の秘密を探れ!」みたいな記事になってしまったが、南相木村には実にたくさんの「すごい」があった。
何度も言うようだが、南相木温泉「滝見の湯」はコスパ最高! 筆者にとっては、若干オーバースペックではあるが、“常用したくなる日帰り温泉”に確定した。
次に訪れる際には、村内にたくさんあるという滝を巡りつつ、南相木ダムもぜひ訪れてみたい。
施設情報
- 南相木温泉 滝見の湯
住所:長野県南佐久郡南相木村5633-1
電話番号:0267-91-7700
営業時間:10:00~21:00(4月1日~12月30日)、10:00~20:00(1月2日~3月31日)
定休日:毎月第2・第4火曜日(祝日の場合は翌週)、12月31日、1月1日
入浴料:大人450円(中学生以上)、小人300円(4歳以上小学生)
アクセス:中部横断自動車道・八千穂高原ICから車で約30分、中央自動車道・須玉ICから車で約60分
駐車場:60台(※混雑時第2駐車場有:40台)
最寄駅:JR小海線・小海駅から、南相木村営バスで約25分 - 施設の詳細
入浴施設:内風呂、露天風呂、ミストサウナ
ロッカー:鍵付き
シャンプーの有無:あり(シャンプーとリンスは別ボトル)
ドライヤーの有無:あり
休憩所の有無:あり
食事施設の有無:あり
売店の有無:あり - 洗面用具の販売
フェイスタオル260円、バスタオル540円、歯ブラシ60円、カミソリ60円