ガロの名物「ミックス丼」を喰らう!
さて、何を注文しようか? まずはメニューを見てみよう。
「ソースカツ丼(1,450円)」は、ヒレ肉を使用したガロの看板メニューだ。他に「エビ丼(1,500円)」、「ミックス丼(1,590円)と続く。なかでもお店のオススメは「ミックス丼」で、メニューにもそのように記載されている。
「ミックス丼」とは、ヒレ肉2枚と大きなエビフライが2本載ったガロの名物メニューで、この日店内を見渡した限りでも、多くのお客さんが注文していた。
ソースカツ丼類の他には、カレ類ーと定食類があり、それぞれカツ、エビ、ミックスを選択することができる。
しかし、どうしても気になってしまうのは「ラーメン(560円)」の存在だ。ちなみに、長野県内のカツ丼やカツ定食が名物となっているお店では、なぜかラーメンもあわせて提供するお店が非常に多い・・・そして、それがまたやたらとうまそうなのだ。
考えてもみて欲しい「今日はカツ丼だカツ丼だカツ丼だ・・・」と朝から思いを定め、お腹をペコペコに減らし(ガロのカツ丼は“デカ盛り”であることでも有名)ベストコンディションでお店まで来たのに、注文する段階でその意思を変え、ラーメンを注文することなどできるだろうか!?・・・残念ながら、筆者はまだその境地に達していない。
・・・でも、「うまいカツ丼店のラーメン」というのは気になりすぎる存在なので、いずれ挑戦してみなければならないだろう(・・・できるのか?)
閑話休題。ガロの食事メニューは以上で、あとは「軽食・喫茶」のお店らしく・・・
というわけで、ここはやはり「ミックス丼」一択! ということで、ラーメンにちょっと後ろ髪を引かれつつも注文させて頂いた。
ちなみに、筆者が座ったテーブル席の窓には・・・
そして10分ほど経っただろうか・・・
カツ丼といえばたくあん。決して切り離すことができないベストフレンド。当然、先に食べてしまうなどもってのほかだ。一緒に食べてこそのたくあんなのだから・・・
そして遂に・・・とても愛想が良く素敵な店員さんが運んできてくれた・・・
つまり、こうしないとデカ盛り過ぎて食べることができないのだ! そう! これこそがガロにおける丼の蓋のレーゾンデートル(存在理由)だ。蓋の存在理由は、閉まる閉まらないにない。
では、いただきます!
まずは味噌汁をひとくち。熱々でスッキリとした味だ。そして、ヒレカツに食らいつく。きめの細かいパン粉で揚げたさくさくのコロモには、フルーティーな甘さとスパイシーな香りが際立つソースがしっかりと染みこんでいる。
肉はやわらかく、かんたんにかみ切ることができる。そして咀嚼。うーん。うまい! 肉のうまみと、コロモ、ソースが口の中で渾然一体となっていく。
そこに“追っかけ”で千切りキャベツを投入。カツとキャベツのマリアージュ・・・ふふふ。やはりな。うまいに決まってる。ソースカツにはキャベツと決まってるだろうが! いつもいつも思う。他県のソースカツ丼の味気なさは、“キャベツ不在”によるものだと!
さらに、カツをもう一口。そして今度は大量のキャベツをかきわけて、丼の底に眠るほかほかのご飯をサルベージ! うーむ。白いご飯とソースカツもまた永遠の友達だ。
そして、いったん味噌汁を一口。次は、御柱ならぬ回向柱ならぬエビフライだ! パクリとひとくち。うん。うまい! プリプリの食感だ。エビフライってカツに比べるとやはり圧倒的に食べる機会が少ないが、気取ることのない“ソースをかけて食べる昭和の洋食”ともいうべき佇まいで、いつだってがっかりさせられることがない。
そして、丼の上の1枚目のカツと1本目のエビフライを平らげたら、2ラウンド目のスタートだ。蓋の上から、温存しておいた奴らを再び丼へと呼び戻そう。そして、カツ、エビ、キャベツ、ご飯、味噌汁、たくあん・・・そのすべてのポテンシャルを最大限に引き出しつつ、一心不乱に食べ進め完食した。
ふー。ごちそうさまでした! お腹いっぱい。
終わりに
「ガロは“デカ盛り”でも有名」と書いたが、量が多いだけでなくその味はとても洗練されており、完成されている。まさに「ガロの丼」というべきオリジナリティを持つのだ。
なお、食べきれなかった場合は、お店の方にお願いすると持ち帰り用の容器を提供して頂ける。
店舗情報
- 軽食・喫茶ガロ
住所:長野県駒ヶ根市赤穂北割一区759-336
電話番号:0265-81-5515
営業時間:11:30〜14:00(ラストオーダー14:00)、17:30〜21:00(ラストオーダー20:30)
定休日:火曜日、水曜日(第1・3)
駐車場:10台
アクセス:中央自動車道 駒ヶ根ICから車で約5分
最寄駅:JR飯田線 駒ヶ根駅からバス「駒ヶ根ロープウェイ線」で「菅の台バスセンター」下車、徒歩約5分