長野県岡谷市は、明治から昭和のはじめにかけては日本一の生産高を誇る製糸業の街として、また、戦後になってからは時計やカメラなどの精密機械工業が発展した、県内最大の湖である諏訪湖に接した工業都市だ。
その日、筆者は所用のため岡谷駅に降り立った。そう、そしてここで・・・彼と出会うことになったのだ・・・
駅前には観光案内図のようなものがあったので、何気なく見ていると・・・
案内図の台座には、イラストが描かれたレリーフが埋め込まれていた。ラムラム王と書かれているが・・・王というからには王様なのだろうか?
さらに、街中を歩いていくと・・・
レリーフによってはちょっとボロボロなものもあったが、駅から300メートルほど歩いただけなのに、たくさんのラムラム王と出くわす。
しかし、周囲の雰囲気からは何かしらこのキャラクターに対する敬意のようなものも感じた(やはり王様だからなのだろうか?)
どちらにしても「これは岡谷では相当な有名人に違いないぞ!」と思い、案内図の方もよく見てみると・・・
“ラムラム王”に“イルフ”。どちらも呪文のようにも思えるが・・・どんな意味があるんだろう? というわけで、スマホの辞書アプリ『小学館 大辞泉』で調べてみるも・・・ヒットなし。
うーむ。気になるぞ。とにかく、手がかりはこの案内図だ。矢印が示す通りに進めば何かわかるかもしれない!
というわけで、謎の王「ラムラム王」に導かれ岡谷の街中を「イルフ」に向かい進むことにした。