福島宿をそぞろ歩く
地獄ラーメンを完食したことで、満腹になったし体も熱くなっていたので、さらに木曽福島の町をそぞろ歩くことにした。
木曽の酒として有名な銘柄であり、かつ長野県内の路上でその看板を頻繁に目にする「七笑」。筆者も燗酒として愛好している。
日本酒を愛する方に言わせると「外道」の一言かもしれないが、筆者は、七笑の“定番品の辛口”を徳利が持てないほど“熱々燗”にして、これまた熱々の湯豆腐と共に頂くと無上の喜びを感じるのだ。
・・・こんなに暑い日に語ることでもないか。
御嶽山信仰の歴史は、遠く平安・鎌倉・室町時代に興った民間信仰と山岳信仰が結びつき、御嶽山も最初は修験道の場として独自の山岳信仰として栄えるようになったといわれています。そして徐々に厳しい修行を重ねた道者といわれる人々が集団で登拝することが風習となりました。
そんな中、1784年(天明4年)に尾張の行者・覚明(かくめい)によって三岳村の黒沢口が開かれ、続いて1794年(寛政6年)には武蔵國の行者・普寛によって王滝口が一般民衆に開放され、これを機に木曽周辺で留まっていた御嶽信仰が全国的な信仰へと広がっていきました。(引用:おんたけ王滝|御嶽観光情報 御嶽山より)
というわけで、福島宿は御嶽山への起点となり、江戸時代末期から明治初期にかけて毎年何十万人もの人々が訪れたそうだ。