長野駅の丁石
色紙を買った際にもらった『長野市街散策案内』には、丁石の場所も記載されているのだが・・・なぜか長野駅にあるという丁石の記載は無い。
しかし、実は色紙を購入した「長野市観光情報センター」で長野駅の丁石の場所は確認済みだ。というわけで向かってみると・・・あった!
新幹線の改札口付近に設置されていた。
この額は、善光寺の山門にある通称「鳩字の額」の実物大レプリカとのこと。「善光寺」の文字の中に5羽の鳩が隠されていることで有名だが、わかるだろうか?
前記した『十八丁碑の由来』もこの場所に掲示されているので、ぜひ確認してみてほしい。
さて、駅を出て歩いていこう!
善光寺表参道へ
長野駅を出て次の丁石を目指す。善光寺口の駅前広場を過ぎ横断歩道を渡ると常夜灯がある。
常夜灯とは一晩中つけておく明かりのことで、かつては街道沿いの要所に設置されることが多かったそうだ。常夜灯には、駅前であるこの場所に設置された理由が記載されていた。
善光寺表参道入口の常夜燈は、古くから長野駅の約二キロ南方を流れている犀川の北国街道北岸に設けられていましたが、長野新幹線開業に伴って参道が分断されたため、長野駅善光寺口が、これに代わる表参道入口となるに至りました。(以下略 ※文字強調は筆者)
“犀川の北国街道北岸”とは、現在、国道117号線が通る丹波島橋北詰のことだ。・・・なるほど、昔は江戸方面から来て犀川を渡ると、常夜灯が光っており「ここから善光寺の表参道だよ」って教えてくれたわけだ。
『まっすぐに かすみたもうや 善光寺』
丹波島橋がある犀川の南側はかつて、北国街道の“丹波島宿”だった。そして“丹波島の渡し”から川を渡った旅人は「いよいよ善光寺だ」と、胸を高鳴らせたのだろう。
そして現在では、長野駅に降り立つと駅前の常夜灯が迎えてくれるというわけだ。いいじゃないですか。やっぱ徒歩でしょ!・・・って気にもなってくる。
さて、「十七丁」はどこだ?・・それは常夜灯のすぐ先にある。
さて、“数字を結んで”表参道を行くよ!