長野県佐久市にもある“五稜郭”龍岡城は本当に五角形?GPSと目視で確認してみた!

五角形を探せ!【GPS編】

スマートフォンのGPSロガーアプリ”を使って、五稜郭=五角形を体感してみることにした。

この記事で定義するGPSロガーアプリとは、散歩やジョギングなど移動した行程をトレースすることができる、スマホのアプリを指す。今回は『Strava』を利用した。

『Strava』の画面の例。諏訪湖を1周した時の記録を表示している

『Strava』は、ランニング、自転車、ハイキングなど、さまざまなスポーツに対応した運動データを記録・管理するアプリで、移動した行程を地図上に表示することも可能だAppStoreGooglePlay

このアプリを使用し龍岡城を歩いて1周すれば、地図上に城郭の形である“5角形”が浮かびあがるに違いない。

というわけで、大手門から時計回りで出発!

掘沿いに舗装された道が続く

前方に民家が見えてくる。堀と道路が屈折する

掘の土塁にはサクラの並木が。春には花筏も見れそうだ

掘がカクカクと屈折している・・・うん。ちょっとだけ感じる五角形感!

掘沿いの道はだんだん細くなっていく

カキの木にはてるてる坊主がいた

そして舗装路が終わった・・・

近くに、近所の方がいたので「お城を1周できますか?」と伺うと「この先は、畦道みたいになるけど1周できるよ」とのこと。よし! 先へと進もう。

草花が鬱蒼としている

確かに畦道だ。さらに進むと・・・

校舎の裏手は藪のようになっていた

ほとんど人が歩いた形跡がなく・・・かなり草深い

衣服には“ひっつき虫(バカ)”が大量にひっつく。もはや藪漕ぎである

龍岡城(小学校)の敷地へと続く石段を上がる。ふー

校舎の裏手は荒れ放題だったが、どういうことだろう? そして、その理由はすぐにわかった。

上の写真にも写る、石段のそばにあった黄色いパイロンには「ハチがいます。この先には行かないこと!」と書かれた注意書きが貼られていた・・・だから誰も歩いた形跡がなかったのか!

反対側から歩いてきたため気がつかなかった・・・というわけで、このルートを歩くことはオススメしない(真冬ならいいかもしれないが・・・あくまでも自己責任で)

校舎の横を抜けると“お台所”の裏手に出る

この辺りには掘がないので、土塁の上を進む

再び掘と舗装された道路が現れる

広い道に出て・・・

大手門まで最後の直線。これで龍岡城を1周したわけだ

というわけで、結果は・・・

大・成・功!

龍岡城の五角形を地図上に再現した喜びに、さっきまで感じていた「ちょっと残念」な気分は一掃された!

アプリの表示モードを変えると、よりリアルに!

しかし喜びは束の間。五角形を再現したはずなのに・・・なぜか心の中からは声が聞こえてくる。

「でもさ、五角形を実際にその目で見たわけじゃないよね・・・歩きまわったことは確かだけど、可視化されたデータはあくまでもバーチャルだよね? 本当にそれで満足したの?」と。

 

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